1月掲載作品


採点基準イメージ


2010年

2010年
2010年(1984) 上映時間2h20

監督 ピーター・ハイアムズ
原作 アーサー・C・クラーク
出演 ロイ・シャイダー/ジョン・リスゴー/ボブ・バラバン
ハードウェアーデザイン シド・ミード

ストーリー
ディスカバリー計画の責任者フロイド博士は、木星の衛星イオの軌道上に静止しているはずのデスカバリーが、奇妙な動きをしている事を観測する。その原因を突き止めるため、デスカバリー号の設計者カーノウ、ハルの設計者チャンドラと共に、ソビエトの宇宙船レオノフで、木星へと向かう。途中エウロパで謎の生体反応を観測する。そこには生命体がいるのか?9年前に出現した巨大モノリスの謎は解けるのか・・・

てつべぇコメント
この作品が創られたのは1984年。「2001・・・」が制作されてから16年という月日が流れておりました。マニアが中心だったSF映画が、一般の人々も見る娯楽作品として認知されだした頃です。ストーリー的には後半、無神論者のわたくしにはピンとこなかったものの、映画の出来は、期待を裏切らない高いクオリティーのモノでした。木星やイオ、エウロパなど、ボイジャーの写真を見事に再現しています。ラスト近く、木星の大気がモノリスの黒点にのみ込まれて行く様は圧巻です。主人公のフロイド博士をロイ・シャイダーが演じているため、「2001年・・」の作品イメージとズレが生じて、初めは違和感を覚えましたが、デスカバリーに近づくにつれ、その違和感は消えていきました。ディスカバリーのシーンでは、16年も前の映画のセットを良くぞこうまで見事に再現出来たと感心してしまいます(ぜひ「2001・・・」と見比べていただきたい)。機能停止状態にあったハルを、チャンドラ博士が機能回復させるシーンでは、わたくし、思わず涙してしまった作品です。

総合評価 ☆☆☆☆
企画構成 ☆☆☆☆
ストーリー ☆☆☆
特撮 ☆☆☆☆☆
ハードデザイン ☆☆☆☆☆

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