2月号掲載作品


採点基準イメージ




オーロラの彼方へ


オーロラの彼方へ
オーロラの彼方へ(2000)

監督 グレゴリ−・ホプリット
出演 ジム・カヴィーゼル/デニス・クエイド ストーリー

1999年10月10日、太陽活動が活発化しニュ−ヨークにオーロラが出現、夜空を彩った。
主人公の警官ジョンは、父が使っていた古い無線機で偶然無線を受信する。
その相手は、なんと30年前に死んだはずの彼の父親だった。
消防士だった彼の父フランクは、交信の数日後(30年前の10月12日)、火災現場で殉職していたのだ。
オーロラがもたらした30年の時を超えた交信・・・。
ジョンは、なんとか父フランクを助けようと語りかけるが、フランクは悪ふざけはやめろと言って信用しない。
そして、運命の日がやってくる・・・。


てつべぇコメント

この作品は、親子の愛情を描いた、アクションありサスペンスありの、ちょっと変わったタイムトラベル的なSFファンタジー映画です。
通常のタイムトラベルモノでは、人間が過去や未来へ移動するのですが、この作品では、アマチュア無線の電波が、オーロラによって過去と現在を結びます。
天文ファンとしては、太陽のCGがちょっとダサく、オーロラも煙りっぽいのが少々気になります。
また、低緯度で見られるオーロラの色は赤い、カラフルなオーロラを描いている・・・という様な事を言いたくなるのです。
が、御覧になる時はその辺は気にせず観て下さい。
この映画の見所は、タイムパラドックスの面白みや、それによって振り回されながらも信頼と愛情を深めていく、ひねりの効いた父と子のドラマなのですから。


企画構成 ☆☆☆
ストーリー ☆☆☆
総合評価 ☆☆☆



てつべえのシネナビ作品一覧



星ナビ.com トップページへ