本編オープニングのイメージで、地球に接近する巨大円盤を上下のシンメトリーを意識しながら描いたもの。
監督 ローランド・エメリッヒ
出演 ウィル・スミス/ビル・ブルマン/ジェフ・ゴールドブラム/マーガレット・コリン
7月2日、巨大な影が月を覆った。それは地球侵略を目論む宇宙人の巨大マザーシップだった。やがて母船は直径24キロもの巨大な円盤を数十機分離。大気圏に突入した巨大円盤は、世界各地の大都市の上空に飛来する。無気味な沈黙の後、腹部中央から青白い凄まじいエネルギーを放出。都市は一瞬にして灰と化した。空軍は反撃に出るが、円盤はエネルギーシールドで防御されており最新鋭のミサイルも歯がたたない。人類はこの突然現れた侵略者に対してどう対抗していくのか?生き残ることができるのか…
わたくしのお気に入りのシーンは、オープニングのアポロ月着陸地点を巨大な影が覆っていくシーン。公開当時、巨大なスクリーンにこの情景が映し出された時は「おおっ!ナカナカいいんでないかい」と微笑んでしまったのを覚えております。また、大気圏に突入した円盤が、沸き上がる巨大な雲から姿を現わすシーンもお気に入りなのでありました。この当時のSFXはまだまだミニチュア特撮全盛の頃で、いかにミニチュアを本物らしく見せるかが視覚効果マンの腕の見せ所でありました。最も特徴的な見せ場が、高層ビルやホワイトハウスの爆破シーンであります。そのテクニックは素晴らしく、1996年度のアカデミー賞視覚効果賞を受賞しております。
企画構成/☆☆☆ | ストーリー/☆☆☆ | SFX/☆☆☆☆ | 総合評価/☆☆☆★ |