■夏銀河の中心/中山昭一(埼玉県深谷市)
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●墨汁にミルクを流したような圧倒される星明りの下での天の川。テカポは人口250人とのこと、次の町まで150km…。日本にも欲しいねこのような場所。
28mmF3.5広角レンズをF4に絞る オリンパスOM2 ケンコースカイメモR赤道儀にて恒星時追尾 コダックエクタクロームE200を+1/2増感現像 2001年8月16日22時47分、23時30分、翌00時12分(現地時間)から各25分露光 ニュージーランド・テカポにて
★銀河中心方向を中央に、わし座アルタイルからケンタウルス座リギル、ハダルまでを3枚の写真から合成して作品に仕上げています。さすが南半球の星のメッカと言われるニュージーランドでの撮影で、天の川銀河がコントラストよく表現できています。星像もシャープで見事です。こうやって見るとまさにエッジオン銀河の様相ですね。この調子でぜひ全周分の銀河の写真を完成させてください。
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■IC1396付近の散光星雲/遠藤 秀(千葉県船橋市)
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タカハシFSQ106(口径106mm焦点距離530mm屈折望遠鏡)にて直焦点撮影 PRZ67 タカハシEM10赤道儀+オートガイダーST4にて恒星時追尾 水素増感コダックテクニカルパン6415 2001年8月25日00時41分から190分露光 岐阜県丹生川村乗鞍岳鶴が池駐車場にて
★秋の天の川の真っ只中、画面中央左にあるガーネットスターと呼ばれるケフェウス座μ星付近に広がる星雲がIC1396です。IC1396自身とても淡く難しい対象なのですが、この作品では画面右上にあるさらに淡い散光星雲Sh2-129までみごとに描写できています。たっぷり露出して現像からプリントまで柔らかく処理されていて、階調重視のとても美しい作品です。
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■夏の夜/伊奈 宏(静岡県浜松市)
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●お盆休み最後の夜、山の影から「ドーン・パチパチ」と花火が上がっていたので思わず撮りました。実際の花火はもっとカラフルでした。
SMCタクマー67・105mmF2.4標準レンズ開放 ペンタックス6×7 固定撮影 コダックエクタクロームE200を+1増感現像 2001年8月18日20時07分から3分露光 静岡県佐久間町にて
★星空と花火を同時に捉えた面白い作品です。花火が露光オーバーになってしまったのはいたしかたないことですが、ハーフNDフィルターなどをうまく使って再挑戦してみてください。
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■Beyond the
Heavens/川口 勉(兵庫県西宮市)
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●サブタイトルは「20XX年宇宙の旅」。近い将来、必ず実現するはずの地球低軌道上での宇宙旅行。そのときの情景を、一足先に写真の世界で実現してみました。いつの日にか宇宙へ飛び出して行きたいという、熱い想いを込めて…。
キヤノンEF24〜85mmF3.5ズームレンズをF8に絞る、キヤノンEF400mmF5.6望遠レンズをF8に絞る キヤノンEOS-RT コッキンスター16フィルター フジクロームベルビア、フジクロームCDUII
★地球、星野、月、それぞれの写真を暗室処理により合成して作品に仕上げています。太陽の光条を強いクロスフィルターで表現していますが、これが作品全体の雰囲気をリアルさ一辺倒のイメージから脱却させていて印象深い作品となっています。こういった情景を早く眺めてみたいと強く思わせる美しい作品です。
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■宇宙で星見!/樋口正起(栃木県佐野市)
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●15年ぶりに新しい望遠鏡を買いました。星ナビを見ながら、星の勉強のやり直しです。でも、忙しかったり晴れなかったりしてなかなか星を見ることができません。すごく悲しい…。本格的な星の写真は撮れそうもないので、イラストを応募します。鏡だけが宇宙空間に浮かんでいるイメージから、「副鏡無線誘導型無重力空間用カセグレンタイプドブソニアン(?)」を、描いてみました。果たして実現するのでしょうか…。無理かな?(笑)
★自ら姿勢制御を行う副鏡ユニット付のカセグレン望遠鏡で、主鏡の取っ手を掴んで宇宙服の姿勢制御装置を動かせば、どんな方向にもすいすい望遠鏡を向けられそうです。未来のドブソニアンをみるようで面白いアイデアですね。
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