日本国内で販売されているる主な冷却CCDカメラは、SBIG、ビットラン、光映舎、Apogeeの4社の製品である。ほかに個人で製作・供給しているStarFactoryがある。
SBIG |
STシリーズ
アメリカを代表する冷却CCDカメラメーカで、多くのアマチュアユーザがこのメーカのカメラを使っている。STシリーズの名前でオートガイダーから撮像用カメラまでそろっており、一番の特徴は1つのカメラで撮像とオートガイドを同時にできるセルフチップを搭載していることである。また大気の揺らぎをリアルタイムで補正するチップチルト光学系も発売している。メイン機種は2段ペルチェと空・水冷式である。日本での取り扱い代理店は京都にある(株)マゼラン 国際光器。
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BITRAN
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BJシリーズ、BT-200シリーズ
国内最大の冷却CCDカメラメーカーといってよく、コダックなど海外のCCDチップを使ったBTシリーズと国産CCDチップを使ったBJシリーズを用意している。国産CCDチップは品質が高く低コストのため、良質な画像が得られてカメラ本体価格が低く設定されており消費者には非常にうれしい。またカラーCCDの機種は、カラーフィルタの交換やパソコンでのカラー合成などのわずらわしさがなくシンプルに撮影でき楽しい。また、全機種USBにも対応している。ショールーム及びサポートセンターはCSTコンピュータシステムテレスコープ。
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光映舎 |
SVシリーズ
以前武藤工業が発売していたMUTOH CVシリーズを、MUTOHの撤退以降引き継いだ形でサポートし、Eチップの搭載や機械式シャッターのホコリの発生対策を施した改良版が光映舎SVシリーズである。ソフトウェアも新・制御ソフトウェア「CCD Driver」もバンドルされ、機能的にも向上している。
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Apogee |
APシリーズ
Apogeeはアメリカの冷却CCDカメラメーカーで、大学や研究機関など向けのプロ用カメラを作っている。 CCDチップの種類は随一で、背面照射CCDはもちろんのこと36mm四方の面積をもつ1600万画素のカメラなどハイスペックなカメラがそろっている。 CCDチップが真空チャンバーの中に入っているのでCCDチップに結露するとこはまったくない。紫外線領域を観測する場合には注文時に紫外線で透過性の高いカバーガラスを装着することも可能。画像をダウンロードするための専用ボードがあり、600万画素でも8秒でダウンロードできる。
日本での販売元は(有)光耀、輸入元は(株)アド・サイエンス。 |
StarFactory |
CCDproシリーズ、PLANETproシリーズ |