akira-kより

みなさん、こんばんは。akira-kです。

星ナビ日記「しあわせ星見生活」、ご覧いただけましたでしょうか?

1月号誌面にてご紹介しましたのが、小生が愛用しているマンフロット製の微動雲台「ジュニアギアーヘッド#410」。3軸の微動が付いたカメラ雲台で、あらかじめカメラボディにプレートをねじ込んでおくと、ワンタッチで雲台にカメラを取り付けることができるクイックシュー方式が採用されています。お値段は税別3万円。大手量販店などでは、かなりの値引きがされているので、実売価格はずいぶんお安くなっています。

さて、誌面でもご紹介しているとおり、このジュニアギアーヘッドには小生の手による改造が施されております。本来、微動が水平、上下、そしてティルト(左右の傾きですね)の3軸あるわけですが、こいつを手元に転がっていたケンコーのスカイメモ(ポータブル赤道儀ですね)の微動架台部としようと考え、1軸を取り外して上下と水平方向だけの微動に組み替えてしまったものであります。

具体的には、水平軸以外のふたつの軸に付いている410と型名の描かれたシールをはがすと、六角穴付きボルトが現れるので、こいつをそれぞれの軸から抜き取ります。ボルトが通っている円盤も抜き取ります。その下が微動用のウオームホイルですが、これはそのままにしておきます。

ギアヘッド

はずした1軸と組み上げた2軸になったジュニアギアーヘッド

1軸をさらに分解

はずした1軸をさらにバラす

円筒状のホイル、バネでウォームを
押し つける機構など、興味深い。

 

 

さて、2軸のボルトをはずすと3つのユニットに分解できるので、真ん中のユニットを抜いて、下の水平軸のユニットと上のクイックシューの付いたユニットを組み合わせ、ボルトを締めると、あら不思議、2軸雲台に生まれ変わります。そうそう、この場合、ちょっとした出っ張りがあるので、そこはヤスリで削ってしまいました。ま、手先の器用な人なら、10分くらいの作業量でしょう。ということで、余分な1軸をはずしたロープロフィールな2軸微動雲台の完成です。

これで完成!

これで完成!2軸雲台に生まれ変わったジュニアギアーヘッド

 

そうそう、ジュニアギアーヘッドはいろいろとおもしろい使い方ができます。小生は、ティルト軸を極軸にしたポータブル赤道儀もこのジュニアギアーヘッドを使って作ってみました。ま、このお話は、また機会がありましたら・・。

マンフ郎P

生まれ変わった2軸のジュニアギアーヘッド

akira-k特製ジュニアギアーヘッドベースの星野写真撮影用ポータブル赤道儀「マンフ郎P」。本体無改造で赤道儀にもなるのだ!モータードライブはビクセン製のステッピングモータを流用。適当にギアを組み合わせ、35ミリレンズ10分ノータッチガイドの実績あり。

警告

ここに紹介する改造を行うとメーカーからの保証は受けられなくなります。また、改造を行った結果、何らかの被害を受けた場合でも責任は改造を行った方にあるとし、本ページの制作者、並びに掲載者、記載されたメーカーには、何の責任もありません。あくまでも個人の責任で改造を行ってください。またこの件に関してメーカーは何の関係もありません。メーカーへの問い合わせは、絶対に行なわないでください。


 

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