マーズにアタック2001 火星投稿作品掲載
2001年火星接近時にご応募いただいた作品の中からご紹介します。

 


茂木 光氏撮影の火星

撮影日時/2001年6月28日0時03分〜 L=0.08秒×6 R=0.1秒×7 G=0.1秒×7 B=0.1秒×10 LRGB=2×2ビニング LRGB合成+加算平均+(画像復元=ウィーナーフィルター)

撮影者/茂木弘光
撮影地/群馬県太田市
撮影機材/185mm f990mm F5.5 反射
Or12.5mm ビットラン BJ-32L 冷却CCDカメラ トーカイ 赤外カットフィルター タイプIIフィルター ステライメージ3にて画像処理 冷却CCDカメラ (-10℃)

●撮影者コメント: 五月晴れで透明度の良い空でしたが、シーイングが悪く表面模様が良く写りませんでした。 大シルチス、キンメリアの海が確認できます。

光度−2.3等 視直径20.6"
中央経度 27


茂木 光氏撮影の火星

撮影日時/2001年6月18日0時15分〜 L=0.09秒×13 R=0.1秒×4 G=0.2秒×6 B=0.3秒×6 LRGB=2×2ビニング LRGB合成+加算平均+(画像復元=ウィーナーフィルター)

撮影者/茂木弘光
撮影地/群馬県太田市
撮影機材/185mm f990mm F5.5 反射Or12.5mm ビットラン BJ-32L 冷却CCDカメラ トーカイ 赤外カットフィルター タイプIIフィルター ステライメージ3にて画像処理 冷却CCDカメラ (-13℃)

●撮影者コメント: 久々にシンチレーションの良い時間にL画像が撮影できました(^^) 5月14日から約1ヶ月後の火星ですが、だいぶ大きく見えるようになりましたね。 ほぼ、22日の最接近日の前後5日は視直径が最大です。

光度−2.5等  視直径20.7"

中央経度 8


茂木 弘光氏撮影の火星

撮影日時/2001年5月14日2時40分〜 L=0.08秒×5 R=0.1秒×5 G=0.1秒×5 B=0.1秒×5 LRGB=2×2ビニング LRGB合成+加算平均+(画像復元=最大エントロピー法)

撮影者/茂木弘光
撮影地/群馬県太田市
撮影機材/185mm f990mm F5.5 反射 Or12.5mm ビットラン BJ-32L 冷却CCDカメラ トーカイ 赤外カットフィルター タイプIIフィルター ステライメージ3にて画像処理 冷却CCDカメラ (-15℃)

●撮影者コメント: 今回の火星画像はシンチレーションも良く、画像処理もちょっと上達しました。

光度-1.5等 視直径16.4" 中央経度 35度


前原 勲氏撮影の火星 火星

撮影日時/2001年6月24日22時32〜55分 120コマ(露出1.2分の1秒)の内6コマをフォトショップにてコンポジット
撮影者/前原 勲(真備星の会)
撮影地/自宅(岡山県都窪郡)
撮影機材/ニュートン式自作25cmF=5.1反射 ビクセンLVー4mm タカハシEM-1(かなり強度的に弱いのですが予算がないので我慢してます) オリンパスC-3030 合成焦点距離43875mm 合成F=175 エプソンPM-880C


田子十兵衛氏撮影の火星 6月22日未明・最接近直前の火星

撮影日時/2001年6月22日1〜3時
撮影者/田子十兵衛
撮影地/沖縄県国頭郡大宜味村
光学系/セレストロンC8 (口径20cm, fl=2000mm, F10)、Or9mmで拡大 (合成fl=27319mm, F134)
カメラ/ビクセンB05-3MモノクロCCDビデオカメラ
架台/ビクセンGP赤道儀 Photoshopにより14コマをコンポジット

●撮影者コメント: 最接近直前の撮影です。モノクロCCDビデオカメラで画面満杯まで拡大しての撮影に漕ぎ着けました。火星のためにシステムを構築していて報われた思いです。ちょうど梅雨も明け、最近ではまれに見る好天でしたが、シンチレーションは沖縄の夏としては最悪のレベルで、星が珍しく瞬いていました。シーイングはまだまだ良好になるはずですので、今後も狙って行きたいです。


大野 孝氏スケッチの火星 火星の観望スケッチ

観測日時/2001年6月12日23時30分
観測者/大野 孝
観測機材/SHOWA20cmED屈折F8 アイピース7.5mm(660倍) テレビューコマコレクター使用F9.2 ツァイスバーダー双眼装置2.7×での眼視 シーイング7/10 透明度5/10 視直径20.4″

●観測者コメント: 3月より眺めてきました。見るたびにアイピースの中の火星が大きく色鮮やかに移り変わってゆく姿に見とれていましたが、6月12日・24日・26日の火星は今までの最高の見栄えでした。今年の火星は高度が低く期待していませんでしたので、期待以上の眺めとなり満足しています。双眼鏡の性能を最大限引き出してやろうと考え、20cmED F8屈折にテレビューのコマコレクターを取り付けてF9.2とした上で、ツァイスのバーダー双眼装置を用いて倍率400〜955で眺めてみました。双眼装置で眺める世界は単眼より目が疲れずに立体的に見えます。


河村俊一氏撮影の火星

河村俊一氏撮影の火星

河村俊一氏撮影の火星

火星三態

撮影日時/上から、2001年6月11日22時14分、6月17日22時17分、6月24日21時42分。
撮影者/河村俊一
撮影機材/五藤光学製10cmマクストフ反赤+XP3.8+ニコンF2 露出各4秒 電動追尾 フジカラーSUPERIA800 ニコンクールスキャンII ステライメージ3にて各3コマを乗算コンポジット。

●撮影者コメント: 私が火星を初めて望遠鏡で見たときの第一印象は、赤いぶよぶよしたホオズキが天に浮いている、というもので、少し気味悪い感じがした。見慣れたこのごろはそんなことはないが、でもなんでこんな不思議なものが宇宙にあるのだろうかと思う。上の火星は日付の違うスリーショットで、地球と火星の自転速度に少し違いがあるので(24時間39分対24時間)、異なった模様を見せている。模様は非常に薄かったので、PC中で乗算コンポジットをした。


和光 久氏撮影の火星 撮影日時/2001年4月20日2時35分〜2時37分 1.5秒露出3枚と2秒露出1枚をコンポジット
撮影者/和光 久
撮影地/山梨県牧丘町、乙女高原
撮影機材/ビクセンVC200L(D200mm,F9)+LV2.5mmで拡大撮影、合成F294.5 ビクセンGPD赤道儀 フジ・FinePix S1 Pro Apple PowerBook G3/233+S1専用シューティングソフトでリモート撮影 感度設定1600

●撮影者コメント: この後、仕事の休日と天気が噛み合わず、5月には一度も撮影の機会が有りませんでした。6月1日にも撮影したのですが、大気の透明度は良かったものの、シーイングが悪くて望んだような結果は得られませんでした。それでも今回の最接近、Mars Projectと称して継続観測を目論んではいるのですが、もうすぐ梅雨入り、どこまで出来ることやら……


星ナビ.comトップページへ