マーズにアタック2001 火星投稿作品掲載 |
2001年火星接近時にご応募いただいた作品の中からご紹介します。 |
6月22日未明・最接近直前の火星 撮影日時/2001年6月22日1〜3時
撮影者/田子十兵衛
撮影地/沖縄県国頭郡大宜味村
光学系/セレストロンC8 (口径20cm, fl=2000mm, F10)、Or9mmで拡大 (合成fl=27319mm, F134)
カメラ/ビクセンB05-3MモノクロCCDビデオカメラ
架台/ビクセンGP赤道儀 Photoshopにより14コマをコンポジット●撮影者コメント: 最接近直前の撮影です。モノクロCCDビデオカメラで画面満杯まで拡大しての撮影に漕ぎ着けました。火星のためにシステムを構築していて報われた思いです。ちょうど梅雨も明け、最近ではまれに見る好天でしたが、シンチレーションは沖縄の夏としては最悪のレベルで、星が珍しく瞬いていました。シーイングはまだまだ良好になるはずですので、今後も狙って行きたいです。
火星三態 撮影日時/上から、2001年6月11日22時14分、6月17日22時17分、6月24日21時42分。
撮影者/河村俊一
撮影機材/五藤光学製10cmマクストフ反赤+XP3.8+ニコンF2 露出各4秒 電動追尾 フジカラーSUPERIA800 ニコンクールスキャンII ステライメージ3にて各3コマを乗算コンポジット。●撮影者コメント: 私が火星を初めて望遠鏡で見たときの第一印象は、赤いぶよぶよしたホオズキが天に浮いている、というもので、少し気味悪い感じがした。見慣れたこのごろはそんなことはないが、でもなんでこんな不思議なものが宇宙にあるのだろうかと思う。上の火星は日付の違うスリーショットで、地球と火星の自転速度に少し違いがあるので(24時間39分対24時間)、異なった模様を見せている。模様は非常に薄かったので、PC中で乗算コンポジットをした。
撮影日時/2001年4月20日2時35分〜2時37分 1.5秒露出3枚と2秒露出1枚をコンポジット
撮影者/和光 久
撮影地/山梨県牧丘町、乙女高原
撮影機材/ビクセンVC200L(D200mm,F9)+LV2.5mmで拡大撮影、合成F294.5 ビクセンGPD赤道儀 フジ・FinePix S1 Pro Apple PowerBook G3/233+S1専用シューティングソフトでリモート撮影 感度設定1600●撮影者コメント: この後、仕事の休日と天気が噛み合わず、5月には一度も撮影の機会が有りませんでした。6月1日にも撮影したのですが、大気の透明度は良かったものの、シーイングが悪くて望んだような結果は得られませんでした。それでも今回の最接近、Mars Projectと称して継続観測を目論んではいるのですが、もうすぐ梅雨入り、どこまで出来ることやら……