駒沢 満晴悠久の時を経て

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世界遺産タッシリナジェールは多くの岩絵や壁画があります。それらは先史時代このあたりが緑のサバンナだったことを今に伝えています。今回の撮影テーマの一つにこの岩絵と彗星のコラボを考えていました。星景写真の岩山の左最下部の窪んだ部分に絵が描かれていますが、これではわからないので日中撮影したものを下にコラージュします。 絵は左から山羊、馬、その上に人、狩猟する人となります。約10000年前の壁画、そして80000年の時空を超えてやってきた彗星、両者の前に立つと言葉では言い表せない感動に包まれます。低空の彗星が雲にかき消されず幸いでした。

#114140
2024年10月18日 19時50分0秒 露出 8秒
絞り値:F2.8 感度:3200
アルジェリア(Algeria)
望遠鏡:オリンパス
カメラ:オリンパス E-M1MarkⅡ
12mm
トリミング Photo Pad
【セファールの白い巨人】絵はほとんどが動物や人ですが中には謎に満ちたものもあります。トレッキングになるので行かなかったのですが「セファールの白い巨人」というのがあります。これは身の丈3m、両肘と頭部から二本の角のようなものが出ている異形の姿はどう見ても同じ地球人とは思えません。もしかしたら古代の人は異星人とコンタクトをとっていたのではないかと思わせ、限りないロマンを感じます。