かあ二十八日月(月齢26.4)・再画像処理
シーイング:3.5/5 透明度:3/5 ちょっと古いですが、これ以上出来ないんではないかと思っていた画像を再処理してみました。日の出約16分後の撮影です。以前の画像よりは黒く潰れないで描出されました。
#118836
2019年9月26日 5時41分8秒
露出 30秒
合成F20 露出各2分の1秒 ISO80 画像ファイル記録形式RAW
北海道石狩市花川南
望遠鏡:タカハシ TS式100㎜反射I型
カメラ:リコー PENTAX K-5IIs
タカハシ製EM-1型赤道儀 使用(自動追尾)。O56フィルター 使用(分光、大気揺動減少およびコントラストアップ)。
ペンタックス製リアコンバーターA 2X-S 使用(引伸ばし法)。
ペンタックス製クリップオンGPSユニットO-GPS1 使用(正確な時刻を取得)。
2000mm
SILKYPIX Developer Studio Pro9で、R光のみ取り出しRAW現像およびモノクロ化。
RegiStax Ver.6.1で、全60画像をStack&Wavelet処理。
SILKYPIX Developer Studio Pro11で、調整処理。
❝だいこもん❞さんの記事を見て思ったことを。
望遠鏡の分解能は、シーイングを除くと光の波長 λ と口径 D で、λ/Dの値に影響されます。例えば口径100㎜、150㎜と200㎜で可視光を500nmとすると、それぞれ5、3.33、2.5となります。ここでIR720フィルターを使うと、値は150㎜と200㎜で、4.8、3.6となります。比較すると150㎜ではノーフィルターの100㎜と同程度、200㎜では150㎜に劣る数値となります。やはり近赤外フィルターは最低でも250㎜以上の望遠鏡でないとあまり意味がないかもしれないです。シーイングにも関係あるのでしょうが。