松林拓大八幡岳から望む夏の天の川
八幡岳(1020㍍)へ入ると、そこは漆黒の闇の世界です。 真っ暗な空で眺める夏の天の川はひときわ濃く、低空から天頂まで、まるで1本の雲のよう。この世にこんなに星があったのかと思うほどの空で、しばし唖然として空を眺めてしまいます。 こんな星空を求めて、若かりしころから山へ星見にでかけていました。時にはおっくうだなと思うこともありますが、こんな空に出会う喜びを知ってしまったからこそ、やめられない趣味なんです。 まるで降ってきそうな星たち、神々しささえ感じてしまう雄大な天の川…すでにわたしたちが暮らす平地では、そうそう見ることができなくなってしまいました。失ったものは大きいなと思います。果たして今の子どもたちで、ここまでの天の川を眺めたことのある人はどれだけいるのでしょうか。
#2406
2010年5月22日 1時20分0秒
露出 1分
絞りF2.8開放、ISO3200、露出1分
青森県七戸町八幡岳中腹
望遠鏡:キヤノン EF16-35mmF2.8L
カメラ:キヤノン EOS5DMark2
17mm
CanonDPP,AdobePhotoshopCS4
八幡岳頂上はまだ雪が深かったため、標高600㍍ほどの中腹で撮影