森 栄二ペリカン星雲
光学系はすばらしいのですが、フォーカサーがあまりにもお粗末で撮影に苦労しました。 フォーカサーの温度補償機能を使わないで撮影するのは、難しいと思います。
#297
2009年6月17日 22時0分0秒
露出 160分
40分×4枚
アメリカ合衆国カリフォルニア州
望遠鏡:タカハシ FSQ106N
カメラ:その他 やんキーロボティックス Trified-2 (KAF6303E)
アトラス自動導入赤道儀(米国オリオン)、ロボフォーカサー(温度補償機能使用)、SSDSI-V1(米国オリオン。ガイドカムとして使用)、カスタムサイエンティフィックHa(4.5nm)、自作大型OAGforタカハシ
530mm
MaxImDLV5にて自動撮影後、合成、ダーク除去等の画像処理
天体画像撮影用として有名なタカハシのFSQ106ですが、あまりにもお粗末なフォーカサーでがっかりしています。
FSQ106は温度による合焦位置の変化が激しく、気温の日較差の大きなカリフォルニアでは、5分おきに合焦位置を補正する必要があります。
イメージシフトがなければ、温度補償しながら撮影できますが、このフォーカサーはイメージシフトが大きく、一方向にのみ、かろうじて補償可能です。気温が上がったり下がったりする場合には使えません。
とにかくがっかりの望遠鏡です。温度係数の大きな望遠鏡であるから、フォーカサーのイメージシフトはゼロであって欲しいものです。これでは使い物になりません。