蛙聲庵aseian狭帯域Hα望遠鏡の薄雲りのマジック

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普通の太陽望遠鏡では、薄雲越しでは、雲が厚くなると左の写真のようになります。しかし、狭帯域のHαフィルターは、もともとかなり暗いので、薄雲が厚くなると何も写らなくなり、右のような写真になります。フィラメントも痩せて写りません。

#32191
2016年4月6日 12時57分0秒 露出 5.6秒
ISO=400 0.7sec×8枚 薄雲越しのため、露光時間を長くしました。
さいたま市見沼区春野
望遠鏡:ケンコー・トキナー SE120
カメラ:キヤノン KissX3
SE120にUV/IR+Hα(0.2~0.5、Barlow×4.3)、Advenced GT、オートガイドなし
2580mm
ステライメージ7で画像をスタック、RegiStax6でウエーブレット処理、DPP、Paintでトリミングなどの処理。
薄雲越しのためかなり暗い写真です。もとより外周のプロミネンスを写すためのフィルターではありませんので、当然ですが、通常の処理では、薄暗い無残な状況でした。処理でも明るく、普通の写真になるように工夫しました。