蛙聲庵aseian活動型か静穏型かプロミネンスの判別 2016/05/05

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一般的にHαフィルターでは、チルトの角度がフレームの上下左右で異なり、透過波長に差が出ます。また、薄雲等の濃さ厚さで、フィラメントの淡い部分は写ったり写らなかったりします。これも「一枚の写真から太陽の蘊蓄(うんちく)を語る可からず」の一例です。

#32735
2016年5月5日 11時18分0秒 露出 2秒
Gain=44 T=1/250秒 500/1,000枚
さいたま市見沼区春野
望遠鏡:ケンコー・トキナー SE120
カメラ:キヤノン KissX3
フィルターはY3+Y2+IRcut+Hα(0.2~0.5Å)+SkyGlow、fo=1,804mm (f1=600mm ×Barlow4.3 f2=100 reduced)、AdvancedGT、オートガイドなし
1804mm
RegiStax6で画像をスタック、ウエーブレット処理、ステライメージ7、DPP、Paintでトリミングなどの処理。
上の写真は、カラーの受光面組み込みのRGBフィルターの透過率の差を利用して、シルエットになっている光球面上のプロミネンスを現像しています。下は画像をモノクロ化して、反転画像を作り現像した後に、階調の調整で外周を飽和させ、比較暗合成したものです。