駒沢 満晴メルヘンランドの薄明
イランの世界遺産タブリーズの街から車で一時間半のところにあるキャンドヴァーンは“イランのカッパドキア”と呼ばれています。スケールははるかに小さいですが、驚くことに一つ一つの岩塔が人々の住居となっています。つまり奇岩群全体が一つの村となっているわけです。 700年の歴史があり人口は750人ほどだそうです。実際中に入ると色鮮やかなカーペットが敷かれ、思いのほか快適そうでした。これだけでもまさに現代のおとぎの国ですが、陽が沈み暮れなずむころ灯りが点りだすとメルヘン度はクライマックスに達しました。