森 栄二M16 わし星雲
このあたりの上空にはジェット気流が通っていて、常にシーイングが良くありません。AOを使った場合には、ガイドレート5Hz以上でガイドすると、シーイングの影響を低減できるようです。今使っているパソコンは新しくありませんが、約14-15Hz程度でSXV-AOを使いガイドできます。
#526
2009年7月24日 22時0分0秒
露出 120分
30分×4枚
アメリカ合衆国カリフォルニア州
望遠鏡:その他 ロシアインテス社 10インチF10 マクストフカセグレイン
カメラ:その他 スターライトエクスプレス社 SXVF-M25C
LosmandyG11 + ナノステップ駆動回路 (nano-step drive)、スターライトエクスプレスSXV-AO (ガイドレート5Hz)、Lodestar ガイドカム、ロボフォーカスコントローラー
2540mm
MaxImDLV5-Proにて自動撮影後、合成、カラー化等の画像処理。
フォトショップCS4にて、カラーノイズ低減後、JPEG化
LosmandyG11(恐らくG8も・・)は、モーター部分にリダクションギアを多用していますが、これがPECエラーを増大させています。古いステップモーター式のものやGemini自動導入、高精度ギアボックスなどさまざまなものを試したのですが、どれも基本的にだめでした。MAXONモーターに換えるとトルクが増えるためガイド時の追従精度を上げられますが、基本的に問題を解決できませんでした。結局、市販のナノステップ駆動回路を使った自作ドライバー回路を使い直接ウォームギアを駆動することで追従精度を劇的に改善できました。
改造したG11は、AOなしでも、2540mmの望遠鏡を問題なくガイドできます。