Makiブロッキングフィルターのダブルスタックのテスト(3/5の太陽面)

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スタック処理してない太陽面なので解像度は低いですが、ブロッキングフィルターのダブルスタックの効果の検討です。私のSMⅡ90DSは色々調整しましたが太陽面の波長ムラは解消出来ていません。 ブロッキングフィルターのダブルスタックは眼視においてコントラストは向上しますが、それよりも太陽面上の波長の均質化に効果が有るようです。 メインエタロンの波長のムラ(と言うかHαから外れ気味の端っこ)をブロッキングフィルターのダブルスタックによる透過波長域の狭帯化によって削ったものと考えると納得出来ます。 ※良い比較用の画像が無いので申し訳ありませんm(__)m

#91901
2023年3月5日 13時20分0秒 露出 1/40秒
セレストロン8ー24アイピースによる拡大撮影。ISO10000で1枚撮り。スタック無し。
石川県小松市
カメラ:ソニー α7SⅡ
経緯台(スコープテックZero)
800mm
PCによる明瞭度・コントラスト等調整
旧タイプBF30改+現行型BF15によるダブルスタックで撮影。旧タイプのBF30はおそらくソリッドエタロンですので、単純な現行型ブロッキングフィルターの2段掛けとは違うかも知れませんが、検討の余地はあると思います。 もしかしたら、PSTエタロンのムラにも効果があるかも知れません。 このあたりの干渉フィルターの重ね掛けは、お互いの透過波長域を削り合って先鋭化するので、組み合わせが面白そうです。 ただし、二つのブロッキングフィルターの製造誤差の組み合わせ次第で上手くいくか駄目かが変わると思います。(元より悪くなる可能性も;)