やや広範囲の視野のコンポジット（12コマ使用）の画像から、南天の星座である、南中する頃のさいだん座、じょうぎ座の星名を解析するにあたり、トリミングを行った。さいだん座ではさそり座南端から赤緯約-60.5°にあるδ星までと、じょうぎ座では赤緯約-58°のｲｵﾀ星まで解析できた。また、さいだん座π星の左上近傍のNGC6397の球状星団と、じょうぎ座ζ星の右上近傍のNGC6067の散開星団、および天の川も確認できた。ただ、水平線近傍は薄い巻雲の層に阻まれて星の光は殆ど届いていない。