青木昌勝さんインタビュー　（p60〜p65）

２年で超新星発見９個
国内最多記録更新中

富山市在住の青木昌勝さんによる超新星の発見が続いていることは、すでに新聞などの報道や本誌記事でご存じの方も多いことだろう。97年12月24日、おおぐま座のNGC3963にSN1997eiを見つけて総発見数は9個となり、日本人最多の発見記録を更新した。しかも、捜索開始からわずか2年という短期間で9個の超新星を発見してしまったというのだから、そのハイペースぶりには驚かされる。そんな青木さんの捜索方法は、43センチ反射と冷却CCDカメラで系外銀河を撮像し、過去に撮像したものと比較していくというものである。その超新星捜索方法の詳細や秘訣について、青木さんのご自宅にある天文台でお話をうかがったので紹介しよう。

　近年の大量発見に青木さんも貢献
　捜索を始めたきっかけとその方法
　これからの捜索と捜索者ネットワーク