消えないうちに願い事を3度唱えると、その願いがかなうという「流れ星」。この流れ星を見るチャンスが今年もやってきました。すでに新聞やテレビでおなじみの「ペルセウス座流星群」です。今年のペルセウス座流星群が一番多く見えるのは、8月12日の晩から13日の朝にかけてです。この日は月が明け方まで出てこないので、月明かりに邪魔されることなく流れ星を見ることができます。
流星を見るためには何も特別な道具はいりません。 星がたくさん見えるところなら、空を見上げているだけで流星を見ることができます。 とはいっても、いつどこに流れるか分かりませんから、それなりの準備をして、 たくさんの流星を見てみましょう。
流星を見るにはなるべく空が開けているところを探しましょう。 また、周りに外灯や自動販売機などの明かりが無いことがベストです。 近くに照明があるとその光のせいでひとみがしぼんで、星のかすかな光が見 えにくくなってしまうからです。 しかし、光害列島ニッポンではなかなか真っ暗な場所は難しいですよね。 ですから、それらの照明からなるべく離れられる場所を探しましょう。
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流星をたくさん見るためには、空を見上げていなくてはなりません。 流星が流れるのは数分から数十分に1回なので、立ったまま見上げている と首が痛くなってしまいます。 流星を見る一番のポイントは、仰向けになって空を見上げることです。 ピクニックシートを敷くもよし、ビーチチェアを用意するのもよし。 それぞれ楽な姿勢をとれるようにしましょう。 あとは天頂付近をぼんやり眺めて流星が流れるのを待ちます。 BGMや話し相手がいれば文句無しです。 ただし、周りにも流星観測をしている人がいるときには、大騒ぎして邪魔に なるような事は避けましょう。
明るい部屋から出てすぐは暗闇に目が慣れていないので、たくさんの星を 見ることはできません。 10分から15分は星空を眺め続けましょう。次第に星がたくさん見えてきます。 運が良ければその間にも明るい流星を見ることができるでしょう。目が暗闇に慣れれば本番開始です。 数分に1回、30分も見ていれば数個の流星を見ることができます。 また、流星観望の最中には懐中電灯などで目が眩むようなことは避けましょう。
ペルセウス座流星群は12日の晩にしか見れないというわけではありません。 前後1週間くらいは数は半分以下になってはいますが、それでもいつもより たくさんの流星を見ることができます。
流星を見るためには夜空が暗ければいう事はありません。 しかし都会だからといって流星観望をあきらめてしまってはいけません。 ペルセウス座流星群は明るいものが多く、いくつかの大流星は都会でも見る ことができます。 周囲の明かりをなるべく遮られる場所を探し、目を暗闇に慣らせば流星を見る ことができます。
あとは、12日の夜が晴れるのを待つばかりです。 一度でも流星を見れば、やみつきになることは間違いありません。
北斗七星と流星
七色に写った流星
地平線近くに流れた流星