01/04 りゅう座ι流星群(四分儀群)が極大(22時).

 りゅう座ι星付近に輻射点を持つ流星群が極大を迎えます。極大時には1時間あたり50〜80個程度の出現が期待できますが、極大のピークが短い流星群なので、極大時の前後では極端に出現数が減ってしまいます。今年の極大は22時ころと予報されています。この時にはまた放射点は地平線下ですが、30分後には地平線から姿をあらわします。また、この夜は月の影響がまったくなく、最高の条件で観測することができます。
 この群は、昔このあたりにあった壁面四分儀座という星座にちなんで、「四分儀座流星群」と呼ばれることもあります。
 この群の流星は、速度の速いものが多く、痕を残すものはあまりありません。観測は輻射点が高くなる午前2時ころから明け方までの約3時間がメインとなりますが、できれば極大予報時刻にあわせて、午後10時ころから注目したいところです。
 流星を見るには、空の暗い周囲の開けた所が適していますが、都会地などでもビルの屋上などに昇って、周囲の光が直接目に入らないような工夫をすれば、明るいものを見ることができます。流星観測の場合、流星がいつどこに現われるかは全く分かりませんから、見る方向を正確に決めることができません。楽な姿勢でなるべく星空の広い範囲を眺めるようにしたいものです。
 寒さの厳しいときですから、防寒には十分注意しましょう。.


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