ハレー彗星に乾杯!藤井旭さんに感謝し阿部昭さんを励ます星の集い

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12月9日にハレー彗星が遠日点を通過した。これを機に、1986年のハレー彗星を思い出しつつ、来るべき2061年の出現に思いを馳せる会合が開催され、天文愛好家や天文学者などが集結した。

【2023年12月28日 星ナビ編集部

レポート:川村 晶

12月10日(日)、「ハレー彗星遠日点通過記念 藤井旭さんに感謝し阿部昭さんを励ます星の集い」と銘打った会合が開催された。天文学の各分野で活躍するプロの研究者はもちろん、特に科学や天文学の分野が専門の報道・出版関係者、さらには藤井さんや阿部さんと親交の深いアマチュア天文家のお歴々まで、およそ200名もが一堂に会した。新型コロナ感染症の影響も収束しつつあり、久しぶりの天文関係者の大規模パーティーということもあって、会場ではあちこちで再会を喜び、旧交を温めている人の姿が見られた。

藤井さんと愛犬チロの写真が飾られた演壇には総勢13名が上がり、彗星観測関係者はハレー彗星への思いを、藤井さんとは旧知の仲の皆さんが思い出話を、阿部さんを慕う方々が励ましの言葉をそれぞれ語った。最後に壇上に立った渡部潤一さんは、「ハレー彗星の次の回帰を楽しみに」、「藤井旭さんのご冥福を祈り」、「阿部昭さんのますますのご活躍を祈って」とそれぞれにバンザイを繰り返し、夕刻から2時間にわたって開催された「いかにも昭和なスタイルの大宴会」がその幕を下ろした。

星の集い
プロの研究者、メディア関係者、アマチュアが垣根を越えて懇談できるのは、天文クラスタならではの光景だろう(撮影/川村 晶)

「星ナビ」2024年2月号で詳しい報告記事を掲載しています。

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