太陽観測衛星「STEREO-B」、約2年ぶりに通信復活

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2014年10月から通信が途絶えていたNASAの太陽観測衛星「STEREO-B」との通信が、今月21日に復活した。

【2016年8月25日 NASA

太陽観測衛星「STEREO」は、2006年にNASAが打ち上げた双子の衛星だ。A(Ahead、「前」)とB(Behind、「後」)の名前が表すように、Aは地球に先行するような位置で、Bは地球を追いかけるような位置から観測を行っており、太陽フレアやコロナ質量放出などの現象を立体的にとらえてきた。

この2機のうちSTEREO-Bは、2014年10月の機能試験中に通信が途絶した。以来22か月にわたって衛星との通信復活が試みられ、ついに今月21日に復活した。

今後、衛星の状態確認と姿勢制御の確立、さらに全システムと搭載機器の状態の見極めが行われる予定となっている。

観測を行う「STEREO-B」の想像図
観測を行う「STEREO-B」の想像図(提供:NASA)

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