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流星出現時刻2007/12/14 25:40ごろ、-2等、短痕あり。
ふたご群はかなり活発で、写真を撮りながら2時間で60個以上見ました。夏のペルセウス群より数は多かったような印象です。寒さにたまりかねて宿に戻り、風呂に入りながら、ベランダからの自動撮影で唯一写りました。ものぐさな時代になったものです。しし座の上を流れています。流星は途中で途切れてまた光っているようですが、雲でもあったのでしょうか。落葉したカラマツと岳樺がカーテン越しの室内照明に照らされています。
雪が舞っていたため、少し下って撮影場所を探しました。ホームズ彗星はかなり拡散していますが、肉眼でまだよく観えます。ふたご座流星群も、想像以上の活発な活動が観られました。
(1枚目)雲が通り、星がにじみました。
たくさんの流星を見ましたが、なかなか写ってくれないものですね。
(2枚目)ホームズと流星にトライしましたが、感度不足のためか、かすかに写っただけでした。
インターバルタイマーを使って 自動撮影しました。
気楽に流星を見ることができます。
HR=20程度の出現でした。
理想的な夜空ではHR=100程度の出現と思われます。
(1枚目)今回の撮影の中で最も明るい流星です。
今回の撮影では従来のふたご座群とは異なる様子で、火球クラスの明るいものが眼視で多数確認する事ができました。
20時頃に準備を始めたのですが、その頃から視野の隅で流星の出現を見る事ができたほどです。
特に今回は今までにふたご座群では撮影する事のできなかった流星痕もとらえる事ができましたが、その出現から拡散して見えなくなるまでの時間、あるいは眼視での流星の色や撮影されたものの色などからも、オリオン群やしし座群の流星とは流星の元となる物質の組成が異なる事をうかがい知る事ができました。
(3枚目)22時4分頃に出現した火球クラスの流星によって出現した流星痕です。
出現した流星そのものはインターバルでカメラが停止していたために撮影する事はできませんでしたが、痕は連続で撮影する事ができました。
しかしこの次のフレームでは流速に拡散して色は薄くなり、更にその次のフレームでは強力な画像処理を加えても痕の存在を確認する事はできませんでした。
極大前夜でしたが、良いのが撮れました。しし座の右下を流れました。
基地の光害で空が酷いです。
ふたご座の足元から南西の方向にマイナス4等から5等ぐらいのひじょうに明るい流星が、おうし座を貫き消えて行きました。午後10時から12時の間、1時間あたりの流星は30個程度でしたが、明るくてもなかなか写真に写らず、この流星の出現時刻はシャッターを開けて10秒ぐらいですので、およそ23時19分ごろに出現したものです。多くの冬の星座と1等星が賑やかですが、それに加えて最接近をむかえつつある火星とホームズ彗星を1枚の画像に収めることができました。このレンズは重宝しています。
ふたご座流星群(2枚目は散在かも?)とホームズ彗星を収めてみました。なかなか彗星の近くに明るい流星が入ってくれず、改めて流星写真の難しさを実感しました。
ちなみに撮影場所付近は22時頃までほぼ快晴、一時的に曇り、2時頃まで晴れ、その後は雪(Shooting Snow)でした。
10秒のシャッター速度の間に上下、大小の流星が同時に写っていました。
カメラ視野外では火球がいくつか確認できたのですが…。
雲間からの観望となりましたが、そこそこ見ることができました。
予想以上に長時間にわたり流れ、明け方まで撮影しましたが、少しピントが甘かったのが残念でした。
(1枚目)北斗七星のヒシャクの中を横切りました。
光害のなか2:00過ぎから明るいもの数個、20個あまり見ることができました。
(2枚目)30sec.露出で約70枚トライして、4枚にとらえることができました。