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キヤノン EOS Kiss Digitalによるオリオン大星雲

キヤノン EOS Kiss Digital + 中国製 EDAPO

(M42 オリオン大星雲の写真 1)
(M42 オリオン大星雲の写真 2)
撮影者:
森 栄二
撮影日時:
2004年9月25日 3時30分〜5時0分
露出 (1枚目)20分、(2枚目)4分、4分、8分、12分、16分
撮影地:
自宅(アメリカ合衆国、カリフォルニア州)
撮影機材等:
中国製 EDAPO(D=8cm F7.5)、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 800)、ブロードバンド光害防止フィルタ(韓国製)
(1枚目処理)ステライメージによるダーク補正、トーンカーブと色調変更、1/3にリサイズ
(2枚目処理)ステライメージでダーク補正の後、RegiStaxで5枚合成、ウェーブレットフィルタにてシャープ化、その後、GIMPにてトーンカーブ補正
コメント:

(1枚目)光害防止フィルタの実力を探るため、5万円で購入した中国製 EDAPOを使いオリオン大星雲を撮影しました。自宅裏には、オレンジ色の外灯が輝いていて、光害防止フィルタがないと1分で画像が真っ白になります。そんな環境での撮影です。

以前に光害防止フィルタを使った際に、色が青くなったため、それ以来フィルタは使っていなかったのですが、長時間露光をすると色調の変化はそれ程気にならない程度になります。F7.5という暗い筒に、光害防止フィルタを組み合わると、ピント合わせも大変になり、長い露出時間が必要になりますが、このような長時間露光でもEOSキッスはわずかに赤被りが右側に見られるだけで、改めてノイズの低さを痛感しました。赤被りはダーク補正でかなり下げられますが、赤被りの量はカメラの動作状態で大きく変わるので、同じ露出時間でも、いくつかカメラの動作状態を変えて撮影しておくと良いですね。

(2枚目)合成してシャープ化すると、多少解像度が上がったように見えます。暗い部分を持ち上げたので、多少画面がざらついています。赤被りの補正が正確でないまま合成すると赤被りも目立つようになります。20分程度の露出でも、ノイズは意外と目立たないようなので、暗い場所に出かけていって本格的に撮影してみたいと思っています。