キヤノン EOS Kiss Digitalによる星雲、星団
キヤノン EOS Kiss Digital + 7インチ アストログラフ
- タイトル:
- (1枚目)「光害地のカリフォルニア星雲」
- (2枚目)「M8とM21」
- (3枚目)「今年最後の干潟星雲」
- 撮影者:
- 森 栄二
- 撮影日時:
- (1枚目)2005年10月26日 1時0分〜4時0分、露出 120秒、180秒、240秒、(計32枚)
- (2枚目)2005年10月2日 20時30分〜21時0分、露出 60秒、180秒(計4枚)
- (3枚目)21時0分から30分、露出 60秒、120秒(計8枚)
- 撮影地:
- (1枚目)カリフォルニア州自宅裏
- (2、3枚目)カリフォルニア州レイクサンアントニオ
- 撮影機材等:
- (1枚目)カスタムサイエンティフィックHαフィルタ使用
- (共通機材)ITE社 アストログラフ(fl=711mm、F4、D=17.8cm(7 inches))、キヤノン EOS Kiss Digital(IRカットフィルタ除去、ISO 1600)、オリオン(米国)アトラスGTマウント
- ステライメージにて合成、トーンカーブ補正、リサイズ
- コメント:
(1枚目)カスタムサイエンティフィック社のHαフィルタは、今まで使っていた別メーカーのHαフィルタよりもハロが少なく、星像が太くなりません。ITEのアストログラフは、今まで使っていたニュートン式に比べると、光害地でもコントラストが高くなるようです。
(2枚目)今年恐らく最後の干潟星雲を撮影しました。今まで使っていた、スパイダーのあるニュートン反射式では、干潟の明るい部分のコントラストがスパイダーのために落ちていたのですが、このアストログラフでは、それがありません。中央にあるグロービュールもコントラスト高く表現できるようです。屈折式よりも像がシャープなので、干潟星雲やオリオン大星雲などコントラスト差の大きな被写体には特に威力を発揮しそうです。
(3枚目)干潟星雲は明るいですね。 F4のアストログラフだと、3分もすれば真っ白になってしまいます。 比較的暗い山だったのですが、光害の影響があり、露出時間をこれ以上伸ばせませんでした。IRカット除去改造を行うと、ナトリウムランプへの感度も高くなるので、オレンジ色の外灯のある場所では反って露出時間が短くなりますね。