パスファインダー、火星探査活動を開始

【1997年 7月8日 NASA発】

7月4日10:07（太平洋夏時間）アメリカの火星探査機、マーズパスファインダーが火星アレス谷付近に無事着陸した。火星着陸はバイキング探査機以来、実に21年目のこととなる。また同5日にはソジャーナー(Sojourner) と呼ばれるローバーが着陸船から離れ、本格的に火星探査が開始した。

着陸船に搭載されたカメラによって撮影された火星のパノラマ写真(JPEG 640KB)。

着陸船とローバーの説明図(JPEG 54KB)；着陸船は三角錐の形で、着陸後側面の3つのパネルを広げる。中には心臓部となる中継基地があり、またソジョーナーと呼ばれるローバーが格納されている。着陸後、この基地には火星探査を推し進めた故カール・セーガン氏の名をとり、セーガン記念基地と名づけられた。

火星表面の写真１(JPEG 123KB)；手前に映っているのが火星表面を走行探査するローバー、ソジャーナー。

火星表面の写真２(JPEG 106KB)；基地のまわりに広がる白い袋のようなものは、今回の着陸時に使ったエア・バッグだ。

火星表面の写真３(JPEG 167KB)；ソジャーナーは中央奥にある小高い山の付近にまで近づいて火星面を探査する予定だ。

火星表面の写真４(JPEG 124KB)

火星表面の写真５(JPEG 105KB)

火星探査機パスファインダーについての詳しい情報は以下のミラーサイトにて公開されている。

http://mars.tksc.nasda.go.jp/JPL/default.html