【1997年 9月5日 NASA press-release 97-191】
NASAは4日(現地時間)、小惑星ベスタを撮影したハッブル宇宙望遠鏡の画像から 大きなクレーターを発見したと発表した。
これはベスタが1996年5月に地球にもっとも接近した時(約1億8000万km)に、 ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した小惑星ベスタの画像を解析した結果判明したもの。 クレーターの直径は約460kmもあり、ベスタ自身の直径(約540km)とほぼ同じぐらいの大きさがある。 ベスタに発見されたクレーターは月にある小さなクレーターによく似ており、 中央には特徴的な突起があるとのこと。
「今回の発見は、小天体への大きなインパクトの効果を知る上で、 貴重な機会である。」とコーネル大学のピーター・トーマス教授は語っている。
http://oposite.stsci.edu/pubinfo/PR/97/27.html