【1998年3月27日 NASA Release 98-50】
NASA火星探査計画のひとつとして打ち上げられているマーズ・グローバル・サーベイヤーは現在、火星上空を順調にエアロブレーキングによって高度を下げている。
3月27日には一度エアロブレーキングを止め、積んであるさまざまな観測機器により火星面を観測し、多くの写真を送ってくる予定だという。この中には、火星面に存在する「人間の顔」も観測対象となっており、これまでのバイキングや地上からの観測では得られなかった詳細な写真が公開される可能性が高い。
火星面にある「人間の顔」らしきものは火星を語る上で多くの議論を呼び起こしていたが、今回の観測によってその全貌が明らかになり、これまでのオカルティックな議論とは違い、科学的な興味の対象となるかもしれない。
こうした画像はNASAのマーズ・グローバル・サーベイヤーのホームページ(http://mars.jpl.nasa.gov/)にて公開される予定だ。
マーズ・グローバル・サーベイヤーは今後、98年9月にエアロブレーキングを再開し、1999年3月に最終火星周回軌道に乗る予定だ。