皆様にご愛顧いただきながら四半世紀の時が流れました。株式会社アストロアーツは、今年25周年を終え26年目に突入いたします。これを期して特別セールを実施させていただくことになりました。この機会に当社の各種製品に触れていただき、皆様の天文ライフのお役に立てていただければ幸いです。
株式会社アストロアーツは1991年6月24日に東京都港区南青山で誕生いたしました。株式会社アスキー(何か懐かしい響きですねえ)の子会社として設立された当社は、その名の通り「天文(星を見る)の楽しさをソフトウェア等を通じて広く一般に知っていただく」ことを目的として設立した会社です。とはいえ、本当に「天文で飯が食えるようになるのか?」については、確たる保証もありませんし、自信もありませんでした。それから25年、艱難辛苦を乗り越えて現在のアストロアーツがあるわけですが…それをここでお話しするわけにもいきませんね(そのうち機会があれば)。
現在、天文とコンピュータは切っても切れない関係にあります。液晶ディスプレイに表示された星図上から天体を選ぶと、接続された天体望遠鏡が自動的に指定された天体を導入。さらにコンピュータからの指令で、接続されたカメラを制御し天体を撮像、得られたデータをパソコン上で画像処理する。この一連の作業の中で当社の天文用ソフトウェアが威力を発揮します。天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」、天体画像処理ソフト「ステライメージ」、天体自動撮像ソフト「ステラショット」を使うことで、一歩進んだ「星を見る、撮る楽しさ」が得られます。
日々加速する携帯デバイスにも、当社の星空アプリが対応しています。iOS用「iステラ」や「iステラ HD」、アンドロイド用「スマートステラ」、Windowsタブレット用「M+Stellar」は、端末内蔵の電子コンパスや傾き、加速度、GPSなどのセンサーを活用し、星空をCG表示するアプリ。起動して空にかざすだけで誰にでも使える星空アプリです。
初心者からマニアまで幅広いユーザーの方に毎月の天文現象の楽しみ方を提案する月刊天文誌「星ナビ」や、一年間の天文現象をビジュアルで解説した天文ムック「アストロガイド 星空年鑑」も当社の一般ユーザー向けの大切な製品です。
さらに、当社では大型のデジタルプラネタリウムの制作も行っています。2006年に1号機を納入以来、国内外の多くの科学館、プラネタリウム館、さらには公私を問わずさまざなシーンでご活用いただいております。大きなプラネタリウムドームに投影されるデジタル映像は、投影機の進化につれ、より細密なものになってきております。今から25年前にディスプレイに表示されたステラナビゲータの映像を見ながら「これを、大きなドームに投影したいね」と語りあった夢の一つが今、叶えられています。
25年を振り返ってみると、やり残していることが沢山あります。それが、今の、そしてこれからの時代にマッチするかどうかはじっくりと検討してみなくてはいけませんが、これからも星を見る楽しさを伝えていける企業でありたいと考えております。これからも、当社製品をご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
※特別セールは2016年7月31日(日)で終了いたしました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。
25年の沿革
主なソフトウェアや書籍、OEM開発などを年表で振り返ります。
1990年
3月 | 「アストロガイド1990」(星空年鑑・ディスク付き書籍)をアスキーから発売 (※株式会社アスキー 出版局 アストロアーツプロジェクトでの刊行) |
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1991年
6月 | 東京都港区南青山で株式会社アストロアーツが始動 |
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7月 | 「ステラナビゲータ for PC-9801 DOS版」(天文シミュレーションソフト)をアスキーから発売 |
1993年
9月 | 東京都新宿区西新宿に事務所を移転 |
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1995年
3月 | インターネット・ウェブページを開設 |
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9月 | 「マルチメディア天体観察」(ディスク付き書籍)をアスキーから発売 |
1996年
3月 | 「天文展示用ソフト」を全国科学博物館協会に納入 |
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6月 | 「望遠鏡制御ソフト」を五藤光学研究所に納入 |
12月 | 有限会社エヌジーシー(スカイウオッチャー編集部)と合併 |
1997年
2月 | 立風書房から「月刊天文誌スカイウオッチャー」の編集制作を受託 「ステライメージ」(天体画像処理ソフト)を発売 「ヘール・ボップ彗星らくらく観測」(ディスク付き書籍)をアスキーから発売 |
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10月 | オンラインショップを開始 |
1999年
3月 | 「ステラナビゲータ Ver.5 for Win」(天文シミュレーションソフト)をアスキーから発売 |
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4月 | 「すばる望遠鏡展 展示ソフト」を国立科学博物館に納入 |
7月 | 「ヨーロッパ〜トルコ〜イラン皆既日食」に、アストロアーツ/スカイウオッチャー協賛ツアー出発 |
2000年
3月 | 「メディアグローブ制御ソフト」をミノルタプラネタリウムに納入 |
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7月 | 「皆既月食」をインターネットライブ中継 |
8月 | 「月刊スカイウオッチャー」休刊 |
11月 | 「月刊天文誌 星ナビ」を創刊 アスキーから発売 「インターネット博覧会・ぐんまパビリオン」のソフト開発および運営業務を群馬県より受託 「ビジュアルガイド メシエ天体アルバム」(CD付きムック)をアスキーから発売 |
2001年
1月 | 「皆既月食」を西新宿からインターネットライブ中継 |
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3月 | 「天文博物館 五島プラネタリウム最終投影」をインターネットライブ中継 「VSOP観測スケジュール作成ソフト」を宇宙科学研究所に納入 |
6月 | 「アフリカ皆既日食」をザンビアからインターネットライブ中継 |
8月 | 「木星食」を新潟・富山県からインターネットライブ中継 |
10月 | 「土星食」を新潟県からインターネットライブ中継 |
11月 | 「しし座流星群」を群馬県からインターネットライブ中継 |
12月 | 「アストロガイド 星空年鑑」の2002年版(CD付きムック)をアスキーから発売 |
2002年
7月 | アスキーの「マルチメディア図鑑シリーズ」事業を継承 |
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10月 | 東京都渋谷区富ヶ谷に事務所を移転 |
2003年
6月 | 「火星大接近2003夏」(CD付きムック)をアスキーから発売 |
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8月 | すばる望遠鏡画像解析ソフト「マカリ」を国立天文台と共同開発 |
12月 | 「移動天体検出ソフト」をNAL(現JAXA)と共同開発 |
2004年
5月 | 「ステラギア」(統合型天体撮像ソフト)を発売 |
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6月 | 「ステラハンタープロフェッショナル」(移動天体検出ソフト)を発売 |
2005年
2月 | 「平塚市博物館向けソーラープロジェクタ」をサテライトに納品 |
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6月 | 「星座表示ソフト」を葛飾区郷土と天文博物館に納入 |
7月 | 「KAGAYAファンタジー」(ステラナビゲータ・アドインソフト)を発売 |
8月 | 「火星くるくる」(火星シミュレーションソフト)をベクターにてダウンロード販売開始 「NHKホームページ用 JavaScriptによる天体シミュレーション」をミュールに納品 |
9月 | 「2mなゆた望遠鏡制御ソフト」を西はりま天文台に納入 |
10月 | 「まんがで読む 星のギリシア神話」(星ナビムック)をアスキーから発売 |
2006年
2月 | 「教育用小惑星探査データ ビジュアル化ソフト」を日本宇宙フォーラムに納入 「スペースガイド 宇宙年鑑」の2006年版をアスキーから発売 |
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3月 | 「電子顕微鏡撮像ソフトウェア」を東大医科学研究所へ納入 「VERA観測スケジュールソフト」を国立天文台に納入 「星座をさがそ」(携帯電話コンテンツ)をボーダフォンに納入(シャープ製携帯電話904SHに搭載) |
4月 | 「報国寺向け星空投影ソフト」を天窓工房に納品 |
6月 | 「インターネット天文台 I.O.C.S.」をミックインターナショナルに納入 |
8月 | 「日産ショールーム向け星空映像」をTBWA HAKUHODOに納品 |
12月 | 「ステラドームプロ」(デジタルプラネタリウム)1号機を平塚市博物館に納入 |
2007年
2月 | 「ステラナビゲータアカデミー」(教育用天文シミュレーションソフト)をドラゴンネットワークスに納品 |
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4月 | 「北海道室蘭市向けステラプロジェクタ2」を天窓工房へ納品 |
6月 | 「星のお兄さん爆笑プラネタリウムショー」(DVD)をジェネオンエンターテイメントから発売 |
9月 | 「国立天文台 フロント・歴史館 展示ソフトウェア」を国立天文台へ納品 「スカイライトスタジオ2」(デジタルプラネタリウム)を天窓工房に納品 |
11月 | 「望遠鏡星図表示プログラム」を仙台市天文台へ納品 「アストロガイド 星空年鑑」の2008年版をアスキーから発売。この年からDVD付に |
2008年
1月 | 「DVDではじめる 天体観察入門」(DVD付きムック)をアスキーから発売 |
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2月 | 「宇宙は地球であふれている」(書籍編集受託)を技術評論社へ納品 「天体望遠鏡 400年ポスター」(制作受託)を文部科学省へ納品 |
3月 | 「ステラミニ」(デジタルプラネタリウム)を四日市市博物館プラネタリウムに納品 「探査機ひので CD-ROM」を国立天文台に納品 |
7月 | 「カーナビ用6軸センサ対応アプリケーション」をエディアに納品 「Windows用天文ライブラリ」をコニカミノルタプラネタリウムに納品 |
10月 | iPhone、iPod touch用アプリ「iステラ」を開発 |
2009年
3月 | ニンテンドーDS「星空ナビ」を開発、アスキー・メディアワークスより発売 |
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4月 | 「エクリプスナビゲータ Ver.2」(日食シミュレーションソフト)発売 「皆既日食2009」(DVD付きムック)を角川グループパブリッシングより発売 |
6月 | 「日食観測マニュアル」(日食メガネ付きムック)を角川グループパブリッシングより発売 |
7月 | 「中国〜トカラ皆既日食」に、アストロアーツ/星ナビ協賛ツアー出発 |
2010年
3月 | 「月・惑星シミュレータ」(開発受託)をJAXA宇宙教育センターに納品 |
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11月 | ステラナビゲータ用追加恒星データ「USNO-A2.0」を発売 |
2011年
5月 | 「深海3000フィートの生物たち」をPHP研究所から発売 |
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9月 | 「スマートステラ」(Android用アプリ)をGoogle Playで発売 |
10月 | 「ビジュアル星空案内 宇宙を見る、識る、撮る」(ムック)を角川グループパブリッシングより発売 |
2012年
3月 | 「エクリプスナビゲータ2012」(日食シミュレーションソフト)発売 「エクリプスナビゲータ Ver.2 ダウンロード版」(日食シミュレーションソフト)発売 「日食観察プレート B5版」「日食Tシャツ(3種)」を発売 「日食グラス STAR☆」をウェザーニューズへ納品 「エクリプスガイド 金環日食 2012」(DVD付きムック)をアスキーメディアワークスより発売 |
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4月 | 「金環日食を見る」(星ナビ増刊、日食観察プレート付きムック)をアスキーメディアワークスより発売 「ビクセン日食グラス解説書(4刷)」をビクセンに納品 「金環アプリ2012」をiTunesストアにて無償公開 「エクリプスナビゲータ 2.5」(日食シミュレーションソフト)を発売 |
7月 | 「ステラナビゲータ 20周年記念版」(天文シミュレーションソフト)発売 「ときめく星空図鑑」を山と渓谷社から発売 「ビクセン星空ガイドブック」(制作受託)をビクセンへ納品 |
9月 | 「北極星をさがそうキャンペーン」(制作受託)を国立天文台へ納品 |
10月 | 「M+Stellar(エムステラ)」(Windowsタブレット用天文シミュレーションアプリ)を発売 |
2013年
3月 | 「ステライメージ7」(天体画像処理ソフト)を発売 「パンスターズ彗星を見よう」(iOSアプリ)をiTunesストアにて無償公開 |
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7月 | 「アイソン彗星をみよう」(iOSアプリ)をiTunesストアにて無償公開 |
8月 | 「アイソン彗星タオル(2種)」を発売 |
10月 | 「星ナビ増刊 アイソン彗星がやってくる」(ムック)を株式会社KADOKAWAより発売 |
12月 | 「ステラナビゲータ 望遠鏡無線制御パック」を発売 |
2014年
3月 | 「ステラナビゲータ10」(天文シミュレーションソフト)を発売 |
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7月 | 国立天文台「宇宙図ウェブサイト」共同開発 |
10月 | シャープ電子辞書用「植物図鑑」「昆虫図鑑」開発 |
2015年
2月 | 「デジタルカメラ星景写真撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック」(ムック)を株式会社KADOKAWAから発売 「デジタルカメラ星空写真撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック」(ムック)を株式会社KADOKAWAから発売 |
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3月 | JAXA「画像航法データベース」構築 IHI 画像ソフトウェア開発 「デジタルカメラ野鳥撮影術 完全新版 プロに学ぶ作例・機材・テクニック」(ムック)を株式会社KADOKAWAから発売 |
6月 | 「ステラショット」(天体撮影ソフト)発売 |
9月 | 「天体写真撮影テクニック 都市星景撮影術 比較明合成で撮る都会の星」(ムック)を株式会社KADOKAWAから発売 |
11月 | 「アストロガイド 星空年鑑 2016」(DVD付きムック)を株式会社KADOKAWAから発売 |