森 栄二北アメリカ星雲 ペリカン星雲

*

とにかく暑い。準乾燥地帯で内陸から風が吹く日には、標高が1000mほどの場所でも、気温が40度を楽に超えます。この日は最高気温44度。これでも明け方には15度前後まで下がります。湿度が低いので、これほどの気温差でも、この時期は結露しませんが、これから秋になると、明け方には霧が出るほどになります。望遠鏡は木陰には設置できないので、炎天下での作業。へろへろになります。

#111006
2024年8月3日 20時25分0秒 露出 300秒
300秒X20枚 (IR-UV)、300秒X10枚 (L-PRO)、600秒X3(L-Enhance)
カリフォルニア州レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:その他 Askar FMA230
カメラ:ZWO ASI 2600MC PRO
オリオンシリウス赤道儀、ZWO EAF 5V、ZWO 120MM-S (ガイドカム)、ZWO EFW、Optlong L-PRO フィルタ、ZWO EFW 2inX5
230mm
ステライメージ8、PhotoShop、PixInsight にて画像処理。設定可能な最大のゲイン=300、冷却温度0度にて撮影。
北アメリカ星雲の紫っぽい色合いを出すには、フィルタ無しで撮影した画像とうまく組み合わせる必要があります。逆にフィルタを使わないと星の明かりが強すぎて星雲が星埋もれます。特に暗い部分まで写したい場合には、帯域の狭いフィルタが有効ですが、フィルタを使うと色が単調になります。今回は、単純に三つのフィルタで撮影した画像を混ぜ合わせてみました。