森 栄二Sh2-278 周辺

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ここも淡い! 難しいのは、Sh2-278周辺が多層になっていることです。手前に青い星雲。周辺や奥には淡いHaの赤い星雲があるようです。さらに、リゲルの近くなので、リゲルからのゴーストが見えています。光害カットフィルタを利用すると、青い星雲の色が変わってしまうので、フィルタ無しとDUALやTRIバンドフィルタで撮った画像を組み合わせるなどの工夫が必要そうです。

#115069
2024年11月3日 23時55分0秒 露出 600秒
600秒×14枚 (フィルタ無し)
カリフォルニア州レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:トミーテック BORG77ED
カメラ:ZWO ASI 2600MC DUO
オリオンシリウス赤道儀(スカイウォッチャーEQ5。オリオンは現在営業中断中のようです)。ZWO EAF。 ASI AIR PRO(電源コネクタが接触不良を起こすので取り替えて使用)。DUOに内蔵のガイドチップで撮影
380mm
ステライメージ8、PhotoShop、PixInsight にて画像処理。設定可能な最大のゲイン=300、冷却温度 -10度にて撮影。ダーク補正、フラット補正等の画像処理。
淡いだけでなく、いろんなガスが多層になっていて、それぞれ別の色を発しています。さらに明るいリゲルのそばにあって、ゴーストにも気をつける必要があります。この組み合わせ、ゴーストに弱いので別の光学系で撮影してみます。単純に露出時間を延ばすだけでは、綺麗な写真になりそうにありません。さらにここは静止衛星の軌道とピッタリの位置に見えていて、ほぼ全ての写真に複数の静止衛星の軌跡が写っていました。随分増えたものです。静止衛星、熱対策でキラキラした外装にしてるのでほんと迷惑ですね。