森 栄二Sh2-278

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天使 (NGC2170) 同様ここも難しい被写体です。こうやって写真に撮るとわかりますが、淡いガスが何層にも重なっているようです。なので、すりガラスを通して見てるようなそんな写真になってしまいます。中央のV字型の星雲は複雑な構造をしていますが、手前の淡い青いガスが邪魔をしてコントラストの高い画像にならないようです。さらにV字型も周辺部がHaに照らされていて、中央部と色が違います。さらに奥にはオリオンを覆うガスが見えています。 縦縞は静止衛星の軌跡です。この場所からは静止衛星の軌道と重なります。ほぼ全ての画像に数本の静止衛星の軌跡が写っていました

#115442
2024年11月4日 0時35分0秒 露出 600秒
600秒×14枚 (フィルタ無し)
カリフォルニア州レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:タカハシ TOA130
カメラ:ZWO ASI 2600MC PRO
オリオンアトラス赤道儀(スカイウォッチャーEQ6。オリオンはミードと共に現在営業中断中のようです。老舗二大メーカーが消えて寂しいものですね)。ZWO EAF。 ASI AIR PRO(電源コネクタが接触不良を起こすので取り替えて使用)。ASI 120MM mini、Askar OAG、TOA35 X0.7レデューサー
700mm
ステライメージ8、PhotoShop、PixInsight にて画像処理。設定可能な最大のゲイン=300、冷却温度 0度にて撮影。ダーク補正、フラット補正等の画像処理。
静止衛星多すぎます。10分間の間に数個の静止衛星が通過しているようです。画像処理で衛星の軌跡を暗くしていますが、ひどいものです。この被写体、エンジェル星雲と共に綺麗に撮るのが難しいと感じています。