PbOM78 ISO6400ver

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この空域は暗黒星雲があって星数が少なく、M78はこの暗黒星雲の一部を恒星が照らしている反射星雲です。M78の周りの星雲も番号が付いていて右の画像で同定してみました。そんな作業をしていたらNGC2064の南に小さいシミがあって(丸で囲ってます)番号が見当たらないので「もしかして?」と思って、AstroArtsの過去のニュースを検索してみると、やはり2004年に発見されたマクネイル星雲の位置と同じでした。これは暗黒星雲の中で産まれたばかりの星が輝きだして周囲の星雲を照らし始めたという事らしく、この位置は元々IRAS 05436-0007という赤外線源で可視光では何も見えていなかったという事です。更にネットで調べると2006年頃は暗くなってた様です。(片山 徹)

#4638
2011年1月9日 21時28分0秒 露出 4分
60sec×4
静岡市 富士見峠
望遠鏡:ビクセン VISAC
カメラ:キヤノン EOS Kiss X4
ISO6400、VISAC+純正レデューサ(合成fl=1278mm 合成F6.4)、長時間と高感度のNRを共にoff、タカハシ P2-Zで自動ガイド
1278mm
StellaImage6で共通ダークを引いて4コマ加算コンポジットして処理、Photoshop5.0も使用しています。上下(南北)方向でトリミングしています。
1/9富士見峠で友人の小林氏(PbO)と片山(PbO)で共同撮影からの7thリリースです。もう少し露出すると、個々の星雲が繋がって暗黒帯がウネウネ入っている画像が撮れるのでしょうが、短時間露出でも「それなり」には写ってくれます。