PbO100SDUFによるM78

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銀塩の頃、M78(NGC2068)は暗黒星雲L1627の一部が輝いている孤立した反射星雲というイメージでしたが、デジタルになって青いガスが取り囲んで周りの反射星雲と繋がっていて随分印象が変わりました。本当の暗黒部分がウネウネしているのがわかり、励起しているバーナードループとも繋がっている感じです。M78の上(北)の星雲NGC2071の更に上の恒星GSC116.853の周りに丸く青い無名の星雲があります。マクネイル星雲もシッカリ写っています。(片山 徹)

#6669
2011年11月25日 23時31分0秒 露出 18分
90sec×12
静岡県 天城高原
望遠鏡:ペンタックス 100SDUF
カメラ:キヤノン EOS Kiss X4
ISO3200、長時間と高感度のNRを共にoff、L41フィルター、P2-Zで自動ガイド
400mm
StellaImage6.5で12コマから共通ダークを引いて3コマずつ加算した4画像を加算平均、Photoshop5.0も使用しています。上が北で星雲付近をトリミングしています。右画像は左画像を強調したものです。
11/25に天城高原で片山(PbO)撮影からの4thリリースです。画像を処理していると画角の端がカブリ?みたいになっていて、良く見るとバーナードループの一部でした。IR改造しなくても何となく写ります。