およそ2年2か月ごとに地球との接近を繰り返す火星が、6月22日に地球へ最接近となる。火星と地球間の距離はおよそ6,700万キロメートル、火星の見かけの大きさも20.8″になる。今回は2003年8月の大接近の前の接近なので火星も大きく見え、小さな望遠鏡でも表面の模様を見ることができる、久しぶりの火星観測のチャンスとなる。火星はさそり座の1等星アンタレスの東側で並び、赤さを競い合っているが、火星の明るさが−2.3等級なので明るさは火星の方が圧倒している。
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