5月11日 火星と金星が大接近 5月の宵の西空には肉眼で見える全部の惑星が集まっていてなかなか壮観である。とくに5月中旬ごろにはこれにごく細い月が加わるのでなかなか見ごたえのある光景となる。惑星どうしの接近では5月10〜11日の金星と火星の接近がある。このとき金星の明るさは−3.9等で火星が1.7等だから光度差がありすぎて火星の赤い輝きがややさえないが、それでも近くには土星と木星の他に水星もいるので面白い光景として楽しめそうだ。水星はたちまち光度が下がってしまうので、これも含めてということになると5月初旬ころがよいといえる。そのころには近くにおうし座のプレアデス星団やヒヤデス星団もいて双眼鏡でのながめが楽しいものとなる。もちろん、カメラでもねらいどころとなる。 |
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