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 6月4日 夕空で金星と木星が接近

 宵の明星の金星が夕焼け空の中で輝き人目を引いているが、今回は金星の高度があまり高くならないので、8月22日の東方最大離角の2ヵ月も前の6月ごろが高度が最も高く、これからはむしろ次第に高度が下がっていってしまう。金星の観測にはちょっと都合がよろしくないが、その金星に6月4日木星が近づいてならびちょっとした見ものとなる。金星の明るさは−4.0等、木星が−1.9等なので、両者が接近して夕空にならぶ光景は人目を引き話題になることだろう。金星の動きが大きいので見ごろは6月初旬のころだが、6月13日ごろになると金星と木星の間に細い月がやってきてならぶので、そのながめも興味深いことだろう。ただし、6月11日が入梅でそろそろ梅雨のシーズンが始まり、雨や曇りの日が多くなるため、この情景が目にできるかどうか、他の季節よりは心もとない。



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