10月9日 小惑星セレスがくじら座で衝 4大小惑星のうちのセレスは、やぎ座からみずがめ座を通って5月にはくじら座に入り、それから後しばらくくじら座の中に見えていた。そのセレスが10月9日に衝となり、観望の好期に入っている。セレスの明るさは7.6等だからとくに明るくなっているというわけではないが、この明るさなら双眼鏡でもよく見えるので、セレスの姿はすぐつかまえられることだろう。好都合なことに、くじら座のこの付近には星があまりないのでこの点からもセレスは確認しやすい。小惑星は小さな点像にしか見えないので、ただ見ただけではおもしろ味がないが、毎晩のように見ていると星の間を通りぬけていくのがわかり興味がわいてくることだろう。肉眼ではスケッチをとるとそのようすがさらにはっきりし、写真なら組写真に仕立てると小惑星の移動のようすがわかる。手軽さでいえば写真がよいといえ、三脚にカメラを固定して30秒間露出すればちゃんと写ってくれる。感度はISO400クラスの高感度のものを使えばよいだろう。短時間露出なのでデジカメでもねらえる。 |
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