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 12月18日 土星が衝、環は最も大きく開いて見ごろ

 おうし座とふたご座の境界付近にまで移動した土星が12月18日に衝となり観望の絶好期を迎える。土星は東京の場合で午後4時すぎには東の空に姿を見せ、夜半前に頭上高くのぼりつめ、午前6時ごろ西へしずむ。ほぼ一晩中見えているわけで、これからしばらく冬空での見ものとなってくれるわけである。土星の環は、今がもっとも開いた状態で、このため小さな望遠鏡でもカッシーニの空隙などの構造が見やすくなっている。市民が使用できる公開天文台の大口径望遠鏡などで環の微細構造に注目してみるのもよいだろう。冬は気流に難があるが、その中でも好シーイングな夜はチャンスを逃さないようにしたい。



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