2004年2月 火星のシーズン終了間近

(説明図)

昨年8月27日におよそ6万年ぶりに超大接近となり、大きな話題となった火星が、シーズン終了間近となる。今年の火星は、次第に地球から離れて9月6日には最遠となってしまうため、観測には適さない。見かけの大きさである視直径も、昨年8月の大接近のころは25秒角もあったが、今年9月の最遠のころにはわずか4秒角となってしまう。

しかし、今年初めには火星探査機が相次いで火星に到着。火星世界の最新情報が次々にもたらされることになるので、話題性の面では今年もにぎやかになりそうだ。