2004年3月29日 水星が東方最大離角

(説明図)

29日、水星が地球から見て太陽から東側へもっとも離れる位置にやってきて、東方最大離角(19度)となる。日没時の明るさは0等級だが、高度が20度足らずと低いので、肉眼では見つけにくいかもしれない。双眼鏡を用意しておくとよいだろう。

なお、東方最大離角の水星は、望遠鏡では上弦の月のように半月形に見える。水星の満ち欠けのようすを見るチャンスは意外と少ないため、春の気流の落ち着いてくるこの頃が、内惑星を見る好期だ。