2004年4月下旬 そろそろ2大彗星に注目

(説明図)

今年最大の話題は、肉眼彗星になると予想されている、リニア彗星(C/2002 T7)とニート彗星(C/2001 Q4)彗星の登場だろう。このうち、リニア彗星の方が、4月下旬から5月上旬ごろにかけて、夜明け前の東天ごく低い位置に姿を見せてくれる。明るさは4等級、尾の長さが10度くらいと予想されているので、双眼鏡があればよく見えそうだ。

なお、リニア彗星はこのまま南下していき、5月下旬には再び夕空に姿を見せる。

一方のニート彗星は、南半球にいるため日本ではまだ見えない。しかし、両彗星とも1等級程度まで増光する大彗星になると期待されているため、合わせて注目したい。

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