2004年5月19日 リニア彗星(C/2002 T7)が地球に最接近

(説明図)

19日、4月下旬に夜明け前の東天低く見えていたリニア彗星(C/2002 T7)が、地球最接近となる。期待通りに増光していれば、明るさが0〜1等級程度、尾の長さが50度におよぶ姿が見られる。しかし、残念なことに、この時リニア彗星は日本の西天に現れておらず、観測はできない。

南半球では、新月のため尾の見やすい条件下での観測が可能で、共に話題になっているニート彗星が80度の間隔で並ぶ珍しい光景を目にすることができる。

なお、リニア彗星が再び日本の空に戻ってくるのは、今月下旬ごろ。

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