2004年7月27日 水星が東方最大離角

(説明図)

27日、水星が地球から見て太陽から東側へもっとも離れる位置にやってきて、3月29日以来再び東方最大離角(27度7分)となる。明るさは0.4等級だが、日没時の高度が東京付近で15度程度と3月の時以上に低いので、西側の視野が開けた場所で観測するとよいだろう。

なお、東方最大離角の水星は、望遠鏡では上弦の月のように半月形に見える。夏の低空では透明度が少し落ちるが、その代わり気流は安定しているので、やや倍率を高くして見ると、欠けた姿がわかりやすい。