2004年9月6日 火星が最遠

(説明図)

6日、6万年ぶりの大接近で昨年大きな話題となった火星が、地球から最遠となる。火星との距離は、大接近時には0.373天文単位、6日では2.667天文単位とおよそ7倍も遠ざかったことになる。このため、見かけの大きさである視直径も、昨年8月の大接近時には25秒角あったが、6日にはわずか3.6秒角しかない。小口径望遠鏡では火星のようすを探るのも難しいため、観測はしばらくお休みといったところだ。

なお、火星のこれからの動向としては、2005年7月7日に西矩、10月30日に6942万kmまで接近、2005年11月7日に東矩となる。