2004年11月21日 水星が東方最大離角

(説明図)

21日、水星が地球から見て太陽から東側へもっとも離れる位置にやってきて、7月27日以来再び東方最大離角(22度11分)となる。日没時の明るさは-0.3等級と明るいのだが、高度が東京付近で10度を少し越える程度と7月の時以上に低く、西側の視野が開けた場所で観測する必要がある。また、空がまだ明るいうちの観望となるので、双眼鏡が必要だろう。

北半球では条件に恵まれないが、南半球では高度が高く見やすくなっている。14日には南極で水星が月に隠される水星食も見られる。