2004年12月上旬 くじら座の変光星ミラが減光中

(説明図)

12月、引き続きくじら座の心臓にあたる長周期変光星ミラが、減光している。ミラは、周期的な膨張・収縮(脈動)によって変光する「脈動変光星」で、その中でも長周期型の代表的な星。周期332日で2.3等級から10.1等級まで大きく明るさを変えている。ミラは5月31日ごろに極大光度となって以来、減光を続けている。現在は肉眼では見えないほど減光した状態になっているので、秋頃の写真と比べてみると減光のようすが分かるだろう。