アマゾンCEOベゾスさん、7月に宇宙へ

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米・アマゾン社CEOのジェフ・ベゾスさんが、ブルーオリジンが開発したロケット「ニューシェパード」の運用初号機に来月搭乗することを発表した。

【2021年6月8日 ブルーオリジン

米・アマゾン社の最高経営責任者(CEO)であるジェフ・ベゾスさんは、自身が創業した米・宇宙航空企業ブルーオリジンが開発したロケット「ニューシェパード(New Shepard)」の初フライトにベゾスさんと弟のマークさんが搭乗し、宇宙飛行を実施することを明らかにした。「5歳の時からずっと宇宙旅行を夢見てきました。7月20日に弟とその旅へ向かいます。最高の友との最高の冒険です」(ジェフ・ベゾスさんのインスタグラムより)。

今年1月に実施されたニューシェパード(NS-14)のテスト飛行の録画「Replay - New Shepard Mission NS-14 Webcast」(提供:BLUE ORIGIN、以下同)

ニューシェパードは再利用型・準軌道飛行用のロケットで、先端に6人乗りのカプセルが搭載されている。打ち上げ後、カプセルが宇宙空間でロケットから分離され、カプセルは約10分間の飛行の後にパラシュートで地上へ降下・着地する。一方、ロケット本体はカプセル分離後に逆噴射しながら垂直に降下し、打ち上げ7分後に地上へ戻る。

宇宙旅行の概要
ニューシェパードによる宇宙旅行の実施概要。画像クリックで表示拡大

今回の座席の1つはブルーオリジンのウェブページでオンライン・オークションにかけられている。8日18時ごろ時点で143か国から6000人ほどが参加しており、最高入札額は約3億8000万円(350万ドル)に達している。落札金はブルーオリジンが運営するSTEM教育財団「クラブ・フォー・フューチャー」へ寄付される。