星空を見るためのメガネ「Stellar Glasses」が新登場
【2024年5月16日 星ナビ編集部】
人間の眼は、暗い場所では瞳孔が開きより多くの光を取り込もうとするが、視力は低下すると言われている。カメラレンズで例えると絞り開放と同じで、諸収差の影響が目立つようになるとともに被写界深度が浅くなる(ピントの合う範囲が狭くなる)。サイトロンジャパンから新発売の「Stellar Glasses(ステラグラス)」は、瞳孔が開いた状態でも、星空をよりはっきりと観察することができるという。取り扱いは、天体望遠鏡専門店およびサイトロンジャパン直営店のみ。
どのような仕組みで星空がよりはっきりと見えるようになるかは明言されていないが、星空という眼がピントを合わせるためのしっかりとした目標物がない状態でも無限遠に眼のピントをもっていくために、ごく軽い凹レンズによって、ピント位置を無限遠側にシフトさせているのではないかと思われる。「Stellar Glasses(ステラグラス)」は、ふだんはメガネをかけている人でもメガネの上からかけることができるように大きなレンズとフレームを持っていて視野が妨げられることはない。
- ■発売概要
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- ブランド名:SIGHTRON JAPAN
- 商品名:Stellar Glasses(ステラグラス)
- 希望小売価格:オープン価格
- 予想市場価格:税込10,000 円前後(※サイトロンジャパンによる予想価格であり、実売価格とは異なる)
- ■製品特長
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- レンズには、透過率を高めるマルチコートを施し、かすかな光を放つ対象を観測するのに適している。
- 「オーバーグラスタイプ」のフレームを採用し、眼鏡の上からご使用可能(※)。
- 大き目のレンズを採用。広い視界で星空を楽しめる。
- 国産フレームの採用により、快適なかけ心地。
- 質量 33g の軽量仕様。
- 星空観察以外にも、朝夕の薄暗い環境での野生動物の観察や薄暗いホールでのコンサート鑑賞・観劇などの用途でも活用できる。
- 持ち運びや保管に便利なセミハードケースと布製収納袋が付属。
- 高品質な眼鏡レンズを生産する、大手眼鏡レンズ専門メーカーである東海光学株式会社と株式会社サイトロンジャパンとの共同開発商品。老舗眼鏡レンズメーカーの厳しい品質管理により、日本国内にて生産している。
(※眼鏡の形状によっては、眼鏡の上から使えない場合もある)
- ■製品仕様
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- レンズ寸法:横 60mm×縦 43mm
- テンプル長さ:135mm
- 内寸:135mm
- 質量:33g
〈参照〉
- 株式会社サイトロンジャパン:星空を見るための“めがね”が新登場!サイトロンジャパン「Stellar Glasses(ステラグラス)」発売