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タカハシから高倍率天体観測の新時代を拓くオルソエクステンダー新発売

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高橋製作所から、販売終了した「エクステンダーC2×」に代わるコンバージョンレンズとして、同社が販売する現行の鏡筒シリーズや歴代FC/FSとFCTシリーズにも使用できるエクステンダー2種「オルソエクステンダー2×、4×」が新発売。

【2024年9月27日 星ナビ編集部】

高橋製作所から、販売終了した「エクステンダーC2×」に代わるコンバージョンレンズとして、同社が販売している現行の鏡筒シリーズや歴代FC/FSとFCTシリーズにも使用できるエクステンダー2種「オルソエクステンダー2×、4×」が新発売。

オルソエクステンダーは、中心像をそのままに拡大するよう設計されており、光軸中心の収差が良好に補正されている光学系に取り付ければ、望遠鏡本体の結像性能を損なうことなく、最良な状態を維持したままの拡大像を得ることができる。

オルソエクステンダー2×、4×
「オルソエクステンダー2×」、「オルソエクステンダ4×」（提供：高橋製作所、以下同）

■ 発売概要
  • ブランド名：タカハシ
  • 商品名：オルソエクステンダー2××
  • 価格：22,000円（税込）
■ 発売概要
  • ブランド名：タカハシ
  • 商品名：オルソエクステンダー4×
  • 価格：38,500円（税込）

● オルソエクステンダー2× ●

■ 製品特長

月の全形撮影、系外星雲の撮影に最適なエクステンダー
  • 月の全形撮影などの用途を想定。
  • F5以上の収差の小さい機種での使用を推奨、月の撮影や惑星状星雲などの視直径の小さな天体の撮影向けに設計されている。
  • 星雲の撮影時には、中心像以外に周辺部の星像も重要になるが、オルソエクステンダーはイメージサークルφ20～30mmの範囲内であれば、周辺部まで良質な星像を維持したまま拡大できるため、系外星雲の撮影などにも問題なく使用することができる。
  • 一部の機種で別売のエクステンダーやフラットナーとの併用も可能。
  • TOAシリーズを例にあげると、TOA-35フラットナーと併用することで直焦点時の周辺像を改善し、かつ拡大できるため、星雲・星団撮影など観測の幅をより広げることができる。
  • εシリーズで本品を使用する際には、推奨F値を超えているため別売のεエクステンダー1.5×が必要となるが、本品と併用することでε-160EDの場合ででもコマ収差のない焦点距離1600mm/F10の反射望遠鏡として使用することができるようになる。

（※対応機種については、適応表を参照のこと。)

オルソエクステンダー2×

作例「M27 あれい状星雲」
オルソエクステンダー2Xの作例「M27 あれい状星雲」（2024年5月撮影）、（機材情報）光学系：TOA-130NFB + TOA-35フラットナー + オルソエクステンダー2×、フィルター：Optolng L-eXtremeフィルター、カメラ：ZWO ASI6200MC Pro、冷却温度：-5℃、ゲイン：100、露光時間：1分×150枚（総露光2時間30分）

● オルソエクステンダー4× ●

■ 製品特長

惑星や月面の拡大撮影に最適なエクステンダー
  • タカハシのラインナップとしては、初の拡大率4倍のエクステンダー。
  • F8～F10クラスの望遠鏡での使用を推奨しており、惑星や月面の拡大撮影を目的とした設計。拡大撮影を行う方法としては、エクステンダーを使用する以外にもアイピースを使用する方法があるが、眼視目的に設計されたアイピースでは、収差補正の面で大きな差が生じまる。同機種で同じ焦点距離であっても、中心像・周辺像ともにオルソエクステンダー4×を使用した場合の方が星像が優れている。
  • 一部の機種で別売のエクステンダーやフラットナーとの併用も可能。
  • 今まで、適切な倍率の対応するエクステンダーが無く、アイピース拡大による撮影で代用する場合があったかもしれないが、オルソエクステンダー4×は、推奨F値内であれば、機種を問わずに使用できるので、妥協することなく高倍率での天体観測・撮影を楽しむことができる。
  • 撮影向けに設計されているが、カメラ側取り付け部には、31.7スリーブの差し込み口も設けており、眼視観測にも問題なく使用できる。また、付属のバリチューブを付け替えることで一眼レフカメラや大気差補正プリズムとの併用も可能になる。

（※対応機種については、適応表を参照のこと。）

オルソエクステンダー4×

撮影時の収差比較
画像クリックで拡大表示

オルソエクステンダー-付属品訂正版

作例「月面」
オルソエクステンダー4×の作例「月面」（2024年5月撮影）、（機材情報）光学系：TOA-130NFB + オルソエクステンダー4×、フィルター：Player One Anti-Halo UV/IRカットフィルター、カメラ：ZWO ASI294MM Pro、冷却温度：＋15℃、ゲイン：350、露光時間：0.003秒×2000フレーム（うち上位1500フレーム使用）画像クリックで拡大表示

■ 主な仕様
  • 商品名：オルソエクステンダー2×
  • レンズ構成：1群2枚
  • 推奨拡大率：1.9～2.5倍
  • イメージサークル：φ20～30mm
  • 推奨機種：F5～の光学系（※εシリーズは、別売のεエクステンダー1.5×を併用することで使用が可能）
  • 鏡筒側取り付け：M43 P=0.75
  • カメラ側取り付け：M42 P=0.75/φ31.7mmスリーブ
  • 最大径×全長（突起含まず）：46mm×103mm
  • 重量：190g
■ 主な仕様
  • 商品名：オルソエクステンダー4×
  • レンズ構成：2群4枚
  • 推奨拡大率 3.7～4.5倍
  • イメージサークル：φ20～30mm
  • 推奨機種：F8～F10の光学系（※εシリーズは、別売のεエクステンダー1.5×を併用することで使用が可能）
  • 鏡筒側取り付け：M43 P=0.75
  • カメラ側取り付け：M42 P=0.75/φ31.7mmスリーブ
  • 最大径×全長（突起含まず）：46mm×125mm
  • 重量：240g

【新製品】新型オルソエクステンダー2×/4× プロモーションビデオ（提供：高橋製作所）

〈参照〉

〈関連リンク〉

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